AFP通信によると、CNNが放映した映像には、重武装した警官らがブラジル人囚人ダネロ・カバルカンテに手錠をかけ、シャツを脱がせてパトカーの後部座席に押し込む様子が映っている。
カヴァルカンテ容疑者は、8月31日に刑務所から脱獄して以来、米国ペンシルベニア州フィラデルフィア西部の郊外や田園地帯で警察の追跡を逃れている。約500人の警察官がヘリコプター、ドローン、探知犬を使い、特殊部隊の支援を受けて、このブラジル国籍者の捜索に参加した。
ダネロ・カヴァルカンテは米国警察によって「武装しており、極めて危険」と評されている。
カヴァルカンテは恋人を何十回も刺して殺害した罪で有罪判決を受けた。刑期が始まった直後、カヴァルカンテは刑務所の壁を乗り越え、二列の有刺鉄線を引き倒した。
警察はその後、樹木が密集した地域でカバルカンテの居場所を絞り込むのに苦労した。しかし、AFP通信によると、カバルカンテ容疑者は繰り返し民間の防犯カメラや野生動物の監視カメラにまで映り込み、この囚人の脱獄は一種の陰惨なリアリティ番組のようになってしまったという。
逃亡中、カヴァルカンテは複数の家に侵入し、衣服や食料、トラックを盗み、さらにはひげを剃った。
9月12日、カヴァルカンテ容疑者はライフルを盗むために個人のガレージに侵入し、その後、家主からの銃撃を避けて逃走するという危険な行為を行った。警察はカヴァルカンテ容疑者が「武装しており、極めて危険」だと発表した。
AFP通信によると、ライフル銃の盗難を受けて、当局はペンシルベニア州バックタウン村周辺の田舎道に検問所を設け、精鋭のSWAT警察と装甲車も配備した。
米警察は以前、カバルカンテ容疑者の居場所に関する情報に対する報奨金を2万ドルから2万5000ドルに引き上げていた。米警察によると、カヴァルカンテ容疑者はブラジルでも殺人容疑で指名手配されている。
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