フランスの市長らは、ほぼ1週間続いている暴力的な抗議活動に抗議するため、7月3日に全国の市役所に集まるよう市民と公選職員に呼びかけた。
6月26日に17歳のナヘル・Mさんが交通信号に従わなかったために警察に射殺された事件を受けて、暴動と略奪が5夜連続で続く中、一般市民に秩序回復への協力を求める異例の呼びかけが行われた。
2023年6月30日、フランス北部ルーベで抗議者により放火された建物。 |
この問題に対処する方法を見つけることは、2017年に大統領に就任して以来、エマニュエル・マクロン大統領が直面している最大の課題の一つとなっている。
内務省は、7月1日から3日まで全国に4万5000人の警察官と憲兵が配備されたと発表した。これは前2夜と同数だ。同省はまた、現地時間7月3日午前1時30分時点で、全国的な暴動に関連してさらに78人が逮捕されたと発表した。
以前、7月2日、BFMテレビとの電話インタビューで、ナヘルさんの祖母は皆に冷静さを保ち、暴動行為を止めるよう呼びかけていた。彼女は、暴徒たちは孫の悲しい事件を「言い訳」として利用しているだけだと語った。
エリザベート・ボルヌ首相は、最近のレ・レ・ローズ訪問中に記者団に対し、全体的には以前に比べて状況は落ち着いていると述べた。しかし、ボルヌ首相は、ヴァンサン・ジャンブラン市長宅の放火は特に衝撃的だと強調した。彼女は当局に対し、この攻撃を実行した者たちに最も厳しい刑罰を科すよう求めた。
フランスは今秋ラグビーワールドカップ、2024年夏にはパリ五輪を開催する予定であり、最近の騒乱は多くの国で懸念を引き起こしている。マクロン大統領は国内情勢を理由に7月2日から予定されていたドイツ訪問を延期した。彼は危機を回避するために閣僚らとの緊急会議も主催した。
予定通り、7月3日にフランスの指導者は国民議会の両院の議長と会談する予定だ。翌日、彼は騒乱の影響を受けた220以上の町の指導者らと会談する予定だ。
フランスにおける現在の騒乱は、警察の取り締まりやソーシャルメディアの検閲だけでは完全に解決できない根深い原因から生じているものと思われる。
VNAによると
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)