ECOWAS諸国は木曜日、ニジェールの旧文民政府を復活させ、追放されたモハメド・バズーム大統領を復職させるため、特別軍事部隊を設立することを決定した。
ニジェール治安部隊は7月30日、ニジェールのニアメにあるフランス大使館前で軍政府支持の抗議者を解散させた。写真:ロイター
その数時間前、西側諸国の当局者2人がAP通信に対し、ニジェールの軍事政権は近隣諸国が介入すればバズーム氏を殺害すると脅迫したと語った。
準備は進んでいるものの、ECOWAS軍がいつどこに展開されるかは不明だ。しかし、紛争専門家は、この部隊にはナイジェリア軍が率いる約5,000人の兵士が含まれ、数週間以内に準備が整う可能性があると述べている。
ECOWAS会議後、コートジボワールのアラサン・ワタラ大統領は、同国もナイジェリア、ベナンとともに軍事作戦に参加すると述べた。
「コートジボワールは大隊を提供し、すべての資金を手配した。我々はバズーム氏の職務復帰を支援する決意だ。我々の目標は、この地域の平和と安定だ。これが我々の使命だ」とワタラ氏は国営テレビで語った。
フランスと米国は、アフリカ連合とともに、ECOWASの軍事介入計画に対する支持を公式に表明した。現在、旧政権と密接な関係にある2つの勢力がニジェールに約2,500人の軍人を駐留させている。
アブドゥラマネ・チアーニ将軍率いるクーデターグループは、テロリストの暴力から国を守るという点ではバズーム政権よりも優れた仕事をできると主張しており、国民の支持を得ている。
首都ニアメの住民の多くは金曜日、ECOWASは今起きていることとは何の関係もなく、危険を冒すべきではないと述べた。 「これは私たちの仕事であって、彼らの仕事ではありません。彼らはニジェールでクーデターがなぜ起こったのかさえ知らないのです」と住民のアチロウ・ハルウナ・アルバシさんは語った。
金曜日、数百人の人々が「フランスを倒せ」と叫びながらニアメのフランス軍基地に向かって行進した。子どもたちを含む多くの若者が、フランス人は出て行くべきだと叫んだ。
ニジェール国民は最近の軍事支持デモの際にロシア国旗を振り、フランスを非難することが多い。写真:AFP
一方、ロシアは金曜日、ニジェール危機を調停を通じて解決したいと述べた。
ロシア外務省は声明で「ロシアは現在の危機からの脱出策を見出すためのECOWASの調停努力を支持する」と述べ、ニジェールの状況を注視していると付け加えた。
同省はまた、軍事介入はニジェールでの「長期にわたる対立」につながり、サハラ・サヘル地域の安定を揺るがす可能性があると述べた。
ニジェールの軍事政権も木曜日、7月26日のクーデター後、アリ・ラミン・ゼイン氏を暫定首相に任命し、21人の内閣を組閣する新政府を発表した。
フイ・ホアン(AP通信、CBC、France24による)
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