ロイター通信は2月28日、ドイツ外務省の代表団が現在、大使館の再開に先立ち技術的な点検を行うため北朝鮮の首都平壌を訪問していると報じた。
「数日以内にドイツ大使館の所在地を視察する予定だ」とドイツ外務省報道官は述べ、ベルリンは2020年3月に閉鎖された外交公館の業務再開をまだ決定していないと指摘した。
平壌にある多くの大使館は、新型コロナウイルス感染症の流行により職員の交代や物資の輸送ができないため閉鎖されている。北朝鮮は世界でも最も厳しい防疫措置のいくつかを実施しており、国際渡航制限の緩和はつい最近になって始まったばかりだ。
2月初旬の平壌での祝賀会の様子
ロイター通信は、英国外務省報道官の発言を引用し、ロンドンも平壌への代表団派遣を検討していると述べた。英国は2020年5月に大使館を閉鎖し、すべての外交官を北朝鮮から撤退させた。
「一部の外交官が平壌に戻ったことを嬉しく思うとともに、北朝鮮が国境を再開する動きを歓迎する。英国の外交技術代表団の訪問を速やかに手配するため、ロンドンの北朝鮮大使館を通じて北朝鮮政府と協議中だ」と報道官は述べた。
英国外務省報道官はまた、ロンドンが北朝鮮に対し、すべての外交官、国連機関、非政府人道支援団体を含む国際社会の北朝鮮への帰国を認めるよう要請したことを明らかにした。
スウェーデンの朝鮮半島担当特使、ピーター・セムネビー氏はロイター通信に対し、スウェーデン外交官を平壌に帰還させる取り組みに一定の進展があったと語ったが、協議の機密性を理由に詳細については明らかにしなかった。
「いくつかの進展があり、近いうちに大使館を再開できることを期待している」とセムネビー大使はロイター通信に語った。
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匿名を条件に話したある外交官は、閉鎖された施設は盗聴装置がないか清掃するとともに、害虫駆除を行い、一定期間放置された後に改修する必要があると指摘した。
北朝鮮の監視を専門とするソウルの調査機関NK Proによると、2023年1月現在、9か国が平壌に大使館を置いている。
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