アラスカ航空のボーイング737-9 MAX1282便は、乗客177人を乗せてポートランド国際空港(オレゴン州)から米国オンタリオ(カリフォルニア州)に向けて離陸し、「乗務員が圧力の問題を報告した後」無事に帰還した。
フライト追跡ウェブサイト「FlightAware」によると、飛行機は高度1万5000フィート以上に到達した後、方向転換して20分後にポートランド空港に戻った。
アラスカ航空の飛行機の窓と胴体の一部が吹き飛ばされた。 (写真:NBCニュース)
ソーシャルメディアに投稿された画像には、窓と機体の一部が失われ、酸素マスクも落下している様子が映っていた。
同機の乗客は、離陸直後に窓が吹き飛んだと語った。
別の目撃者は、突然の気圧低下により機内から物が飛び散り、割れた窓に一番近いところに座っていた子供と乗客全員が座席につかまっていなければならなかったことを語った。
画像共有サイトImgurで共有された画像には、飛行中に機体後部客室中央の非常口ドアが吹き飛ばされる様子も写っている。
飛行機の一部が空中で分解した後の客室からのビデオ。 (出典: CBS)
米連邦航空局(FAA)は、乗務員が圧力の問題を報告しており、この事故についてさらに調査する予定だと述べた。
「これほど急速に減圧すると、安全上の重大な問題になる」と、エンブリー・リドル航空大学の航空安全専門家アンソニー・ブリックハウス氏はロイター通信に語った。
「これは非常に深刻な状況であり、もっと悪い状況になっていた可能性もあった」と彼は付け加えた。
ボーイング社は声明で、この事故について調査中であり、技術チームが調査に協力する準備ができていると付け加えた。
アラスカ航空は、これはまれな出来事だが、乗務員は状況を安全に対処するよう訓練され、準備ができていると述べた。同航空会社はまた、ボーイング737-9型機全65機の運航を一時停止すると発表した。
FAAの登録ウェブサイトによると、この飛行機は2023年10月に耐空性が認定された。
ボーイング737MAXはこれまでFAAによる厳しい監視を受けてきた。
この旅客航空会社は、2018年と2019年にエチオピアとインドネシアで346人が死亡した2度の致命的な墜落事故の後、世界中で20か月間運航停止となった。
ホア・ヴー(出典:インディペンデント)
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