(ダン・チ) - ベトナムは関係各国に対し、自制し、状況を複雑にする行動を取らず、平和的手段で意見の相違を解決するための交渉を早急に再開するよう呼びかけた。
10月8日、マスコミは外務省報道官に対し、ハマスとイスラエル間の紛争の激化に対するベトナムの反応を述べるよう求めた。これに対し、ベトナム外務省報道官のファム・トゥ・ハン氏は、多くの民間人の犠牲者を出しているハマスとイスラエル間の暴力の激化をベトナムは注視しており、深く懸念していると述べた。外務省報道官は「関係各国に対し、自制し、状況を複雑化させる行動を取らず、国際法と国連安全保障理事会の関連決議に基づき、民間人の安全と正当な利益を確保しながら、平和的手段で意見の相違を解決するための交渉を早急に再開するよう求める」と述べた。 
10月7日朝のハマスの攻撃後、イスラエルで車がフレームまで焼け落ちた(写真:AFP)。
これに先立ち、10月7日早朝(現地時間)、パレスチナ武装勢力がイスラエル南部に侵入し、ハマスによる奇襲攻撃でガザ地区から数千発のロケット弾が発射された。この攻撃は、イスラエルとガザ地区の不安定な国境沿いで数週間にわたり緊張が高まり、イスラエル占領下のヨルダン川西岸地区で激しい戦闘が続いた後に起きた。 10月8日朝、 CNNはイスラエル当局者の発言を引用し、土曜日のハマスによる奇襲攻撃後、イスラエル国内の死者数は少なくとも300人に上ったと報じた。イスラエルメディアによると、イスラエル支配地域内の20か所以上で銃撃戦が発生し、1,500人以上が負傷した。これはここ数十年でイスラエルに対する最も激しい攻撃だと考えられている。ガザでは保健当局が230人以上の死亡と1,600人以上の負傷を記録した。イスラエル駐在ベトナム大使館によると、これまでのところ、イスラエルのベトナム人コミュニティー、出張中の政府関係者、ベトナム人観光客を含むベトナム国民は依然として安全だという。
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