5月31日、ロシアは引き続き国境の町への砲撃を報告し、一方英国はウクライナには自衛のために「域外」攻撃を行う権利があると述べた。
ウクライナとその同盟国がロシアを除く世界各国首脳による首脳会議を主催する計画は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の支持を得た。 (出典:ウォール・ストリート・ジャーナル) |
ウクライナ軍はロシア国境の町シェベキノを今週3度目の砲撃で攻撃し、建物が損壊、車両が焼失、少なくとも1人が負傷したとベルゴロド州のビャチェスラフ・グラドコフ知事が明らかにした。
これに先立ち、ベルゴロド州知事も、5月29日に市内の2つの工業施設が攻撃されたと発表した。
ウクライナのハルキフ地域に隣接するベルゴロド市は、2022年2月にロシアとウクライナの紛争が始まって以来、キエフ軍による攻撃を繰り返し受けている。
この動きは、ロシアが5月30日朝、モスクワとその周辺地域がドローン攻撃を受け、複数の建物が損壊したと発表したことを受けて行われた。ロシアは攻撃を実行した無人機を全て撃墜したと発表した。
ロシアはウクライナが攻撃の背後にいると非難したが、キエフは直接の関与を否定した。
5月30日、英国のジェームズ・クレバリー外相はモスクワで撃墜された無人機についてコメントを拒否し、「モスクワへの無人機攻撃の性質について詳細な情報は持っておらず、推測するつもりはない」と述べた。
しかし、英国外交官によれば、原則として、領土外で攻撃を行う措置は、モスクワがウクライナ領土を攻撃するリスクを減らすためのキエフの自衛権の一部であるという。
英国外相は、英国国境外の正当な軍事目標はウクライナの自衛権の一部であると述べた。
この声明は、以前、米国がロシア領土への攻撃に引き続き反対していると明言していた際に出されたものだ。
ウクライナ情勢に関連したもう一つの展開として、ドイツメディアは5月30日、キエフとその同盟国がロシアを除く世界の首脳による首脳会議の開催を計画していると報じた。
ドイツメディアは、欧州の外交官やウクライナ大統領首席補佐官のアンドレイ・イェルマーク氏の発言を引用し、この構想の目的は、現在の紛争を終結させるためのキエフの条件に対する支持を得ることだと伝えた。
会議の計画はまだ準備段階にあるが、フランスのエマニュエル・マクロン大統領を含む欧州の指導者らから強い支持を受けている。
「平和に暮らすことを望む、真に責任ある文明世界の統一計画が必要だ」とウクライナ大統領首席補佐官は強調した。
イェルマーク氏は、ロシア軍がウクライナに駐留している限りモスクワとの直接交渉は不可能だと断言し、キエフは同国の領土保全について妥協しないと宣言した。
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