今年、中国の家計資産に最も大きな打撃を与えた不動産市場。家計資産の70%が不動産であるため、不動産危機は中国経済全体に影響を及ぼしている。
ブルームバーグの推計によると、中国の住宅価格が5%下落した場合、同国の世帯資産総額は19兆元(約6550億ドン)が「蒸発」することになる。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、エリック・チュー氏は、これはまだ始まりに過ぎず、今後数年間、中国の家計資産は減少し続ける可能性が高いと述べた。
専門家は、市場が力強く回復しない限り、中国消費者の不動産資産は増加しそうにないと評価した。 UBS銀行によると、中国の成人1人当たりの平均純資産は2022年に2.2%減少した。
中国の家計資産は今後数年間減少し続ける可能性が高い(写真:REIT)。
中国招商銀行とコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーの調査によると、中国では富裕層でさえも慎重になりつつある。個人の金融目標は「富の創造」から「富の保全」へと移行しつつある。
北京の公式データによれば、既存住宅価格はわずかに下落しただけである。しかし、不動産仲介業者や民間データ提供者からの報告によれば、主要都市の一等地の価格は少なくとも15%下落しているという。
ブルームバーグ・エコノミクスは、中国の不動産産業が国内総生産(GDP)に占める割合が現在の約20%から2026年までに約16%に低下すると予測している。この減少により、中国の都市部労働力の1%にあたる約500万人が失業や収入減少の危険にさらされることになる。
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