ロイター通信によると、シーゲイトは、2020年8月に米国商務省が米国の技術で製造された特定の外国製品のファーウェイへの販売を制限する規制を施行したにもかかわらず、2020年8月から2021年9月の間にこれらのドライブをファーウェイに販売した。ファーウェイは2019年に国家安全保障上の懸念から米国商務省によってブラックリストに載せられた。
シーゲイト社は米国政府の制裁措置に違反したとして多額の罰金を科されることに同意した。
この制裁は、軍事力の近代化に役立ち、米国の安全保障を脅かす可能性のある高度な技術を中国が提供しないようにすることを目的とした米国政府の一連の措置の最新のものである。米商務省は、シーゲイト社が2020年の規則発効後約1年でファーウェイに740万台のハードディスクを供給し、ファーウェイのハードディスクの唯一の供給業者になったと述べた。
米商務省は、他の2つの大手ハードドライブサプライヤー（おそらくウエスタンデジタルと東芝）が、2020年に新規則が施行された後、ファーウェイへの出荷を停止したと述べた。「競合他社がファーウェイへの販売を停止した後も、シーゲイトは同社にハードドライブを供給し続けた。本日の罰金はその結果である」と米商務省の担当者はコメントした。
一方、シーゲイト社は、外国製のドライブは直接的には米国製品ではないため、米国の輸出管理規制の対象にはならないと主張している。一方、米国政府は、シーゲイトの説明にあるように、この禁止措置は最終段階だけではなく、製造プロセス全体に関係していると主張している。
シーゲイトが支払わなければならない罰金は5年間にわたって分割払いされる。同社はコンプライアンスプログラムの監査を3回受けることにも同意した。
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