北京は米国と最後まで「勝負」を挑む用意がある。ヨーロッパをライバルではなくパートナーとして見る

中国の王毅外相は、世界はワシントンと北京の対立を容認できないと強調し、正しいアプローチは「相互尊重」だと述べた。同氏は、中国の政治体制を転覆させようとするいかなる試みも「非現実的」だと述べた。

中国の王毅外相がミュンヘン安全保障会議で演説。 （出典：SCMP）

中国の王毅外相は2月15日、ミュンヘン安全保障会議で、中国は米国と「安定的かつ健全で持続可能な」関係を築きたいと願っているが、いかなる「いじめ」行為にも対応する用意があると述べた。

「もちろん、米国がこの方向で我々と協力することを望んでいる。しかし、米国にその意志がなく、中国を封じ込める決意があるなら、我々は最後までゲームを続けるしかない。そして、米国からのいかなる一方的な脅迫行為にも断固として対応する」と王毅氏は述べた。

台湾問題について、王氏は「国際法の遵守において二重基準があってはならないことを強調したい。各国の主権と領土保全は尊重されなければならない。つまり、中国の完全な統一を支持しなければならないのだ」と述べた。

* ロシアとの関係について、王氏は北京の立場を擁護し、両国間の交流は「通常の交流」であると断言した。

王毅外相は、一部の国が経済・貿易問題を継続的に政治化し、中国を封じ込める手段とみなしていると、名前を挙げずに批判した。

* 一方、欧州との関係については、中国外相は北京は欧州を多極化した世界における重要な一極とみなしており、「双方を敵ではなくパートナーとみなしている」と明言した。

「保護主義は解決策ではなく、恣意的な関税の導入では勝者は生まれない」と王毅氏は強調した。

* ウクライナ問題について、中国外相は、関係各国に対し、ロシア・ウクライナ和平プロセスに参加するよう呼びかけ、欧州は危機の根本原因の解決に貢献するため、このプロセスで重要な役割を果たすべきだと述べた。

中国外相はまた、「すべての当事者の正当な安全保障上の懸念を真剣に受け止め、平和につながるあらゆる努力を支持すべきだ」と述べた。

出典: https://baoquocte.vn/ngoai-truong-trung-quoc-bac-kinh-san-sang-choi-den-cung-voi-my-coi-chau-au-la-doi-tac-khong-phai-doi-thu-304400.html