イラン外務省報道官ナセル・カナニ氏も本日(9月18日)、韓国で凍結されていた資金が仲介役のカタールのおかげでイランの所有となることを確認した。一方、米国はこの情報についてコメントしていない。
「カタール側は双方に対し、60億ドル全額がスイスからカタールの銀行口座に送金されたと通知した」と、この件に詳しい関係者はロイター通信に語った。
2022年7月の記者会見でのイラン外務省報道官ナセル・カナニ氏
「カタールの飛行機がイランで待機しており、9月18日朝(現地時間)に釈放間近の米国人5人と親族2人をドーハへ運ぶ予定だ」と情報筋は付け加えた。
合意に基づき、米国人5人はテヘランを出発し、カタールの首都ドーハへ行き、そこから米国へ向かう予定だ。
その見返りとして、米国で拘留されているイラン人5人が釈放される。イラン外務省報道官は、2人が本国に送還されるが、他の2人は各自の判断で米国に留まると述べた。一方、このグループの残りの1人は第三国で家族と再会することになる。
8月10日に初めて発表されたこの捕虜交換により、ワシントンとテヘラン間の不和の大きな原因が取り除かれることになるが、両国はイランの核開発計画や中東における米国のプレゼンス拡大などの問題で依然として深刻な対立を抱えている。
韓国外務省も8月19日、全ての手続きが円滑に進み「問題が永久に解決される」よう合意当事者と協議中であると発表した。
2018年、当時の米国大統領ドナルド・トランプ氏がイラン核合意から一方的に離脱し、同国に対する制裁を強化した後、ワシントンとテヘランの関係は悪化した。
CNNによると、米国が金融制裁を課し取引を凍結したため、イランの主要石油顧客であった韓国では60億ドルの資金が凍結された。
イランの資金の解放は、ジョー・バイデン大統領が事実上、国民に身代金を支払っているとして、米国共和党から批判を浴びている。ホワイトハウスはこの決定を擁護した。
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