ロイター通信は今朝5月14日、ロシアのコメルサント通信からの情報を引用し、Su-34戦闘爆撃機1機、Su-35戦闘機1機、Mi-8ヘリコプター2機が襲撃グループを結成したが、ウクライナ北東部に隣接するブリャンスク州で待ち伏せ攻撃を受け「ほぼ同時に撃墜された」と伝えた。
「予備データによれば、戦闘機はウクライナのチェルニーヒウ県の標的にミサイルと爆弾による攻撃を行う予定で、ヘリコプターが支援のためにそこにいた。撃墜された場合に『Su』の乗組員を救助する目的もあったと思われる」とコメルサントは書いている。
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タス通信も、ロシアのSu-34戦闘機がその地域で墜落したと報じたが、原因は明らかにしなかった。 TASS通信はまた、緊急対応当局者の話として、ヘリコプターのエンジン火災により、国境から約40キロ離れたブリャンスク州クリンツィ市付近にヘリコプターが墜落したと伝えた。ロイター通信によると、タス通信はSu-35や2機目のヘリコプターについては言及しなかった。
ロシアのSu-35
一方、ロシアのウクライナ軍事作戦を支持するテレグラム・メッセージング・アプリのチャンネル「Voyenniy Osvedomitel」に投稿された動画には、上空高く飛行中のヘリコプターが爆発し、炎上しながら地面に墜落する様子が映っている。添付のコメントによると、ビデオにはMi-8がミサイルで撃墜される様子が映っている。ロイター通信は、このビデオをすぐには確認できないと述べた。
ヴォイェニー・オスヴェドミテル氏は、「敵が防空部隊を事前に国境地帯に移動させ、我々のグループを攻撃できるほど近い場所に待ち伏せ攻撃を仕掛けた可能性が非常に高い」と述べた。コメルサントは乗組員4人全員が死亡したと報じた。
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コメルサントは、飛行機とヘリコプターが撃墜されたという主張の根拠を示していないが、ロイター通信によると、複数の戦争支持派の軍事ブロガーが同様の主張をしている。
5月13日遅く、ブリャンスク州のアレクサンダー・ボゴマズ知事は、ウクライナ国境近くのスタロドゥブ町の食品工場をウクライナの無人機が攻撃し、工場の屋根が損傷したと述べた。ボゴマズ氏はまた、この攻撃で死傷者は出なかったとテレグラムに書いた。
ロシア国防省はコメルサントからの上記情報に直ちに反応していない。ウクライナ側も公式な反応を示していない。同国はロシア領内での攻撃に関する報道に対して通常はコメントを拒否している。
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しかし、ロイター通信によると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の上級顧問ミハイロ・ポドリャク氏はツイッターで、この事件は「正義であり、即時の報復だ」と投稿した。
一方、タス通信によると、ロシア国防省報道官のイーゴリ・コナシェンコフ氏は5月13日夜、ロシア防空軍が過去24時間以内にウクライナ軍の高機動ロケット砲システム（ヒマール）3基を迎撃し、ドローン18機を破壊したと発表した。ウクライナの反応についてはまだ情報がない。
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