ナジブ・ブケレ大統領の政権は最近、国家治安部隊に対し、犯罪組織のメンバーとされる7万人以上を逮捕する権限を与えた。
抗議活動に勤務するエルサルバドル警察。写真:ロイター
エルサルバドルでの広範囲にわたる取り締まりにより、犯罪率や殺人事件が減少し、ミス・ユニバースなどの国際イベントが誘致された。エルサルバドルはミス・ユニバースの開催に6000万ドルを投資したと報じられている。
しかし、 人権団体は、この弾圧が恣意的な逮捕、拷問、被拘禁者の死亡につながっていると主張している。
首都サンサルバドルの抗議者たちは土曜日、市内の憲法記念碑からミス・ユニバース代表者数十人が宿泊しているホテルまで行進した。
「ミス・ユニバースには、エルサルバドル国民が苦しんでいることを知ってほしい」と、19カ月前に27歳の息子カルロスさんが逮捕されたグアダルーペ・アビラさん(67)は語った。
一部の抗議者は弾圧に抗議する横断幕を掲げた。数十人の警察官と兵士がミス・ユニバース大会の会場となっている建物を警備し、外の抗議者を制御するために装甲車で巡回した。
マイ・アン(ロイター通信による)
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